2008年12月3日水曜日

中部電力による太陽光発電施設

 中部電力は地球温暖化対策によるCo2削減策の一環として、愛知県にある武豊火力発電所の敷地内に7メガワットの発電出力となる大規模な太陽光発電所を建設すると発表しました。来年の11月に着工して、2011年10月に運転を開始する予定としています。太陽光発電所の予算は最大数百億円になる見通しとのことです。中部電力では初のメガワット級太陽光発電所となるもので、その発電能力は国内の太陽光発電所では4番目の大きさとなります。

 この背景としては、太陽光発電の大幅な拡大を掲げた先の内閣の「福田ビジョン」を受けて、電気事業連合会は9月に、国内電力会社10社で太陽光発電能力を14万Kwに引き上げる目標を発表したものによるものです。各電力各社はそれぞれがメガソーラー発電所の開発に取り組んでいます。これまでには、東京電力、関西電力、九州電力の3社が計5か所における大規模太陽光発電施設の建設計画を公表しているところです。

 中部電力が新設する太陽光発電施設は「(仮称)メガソーラーたけとよ発電所」です。太陽光発電施設の建設場所は、かつて建設計画を中止した武豊火力発電所5号機の予定地で、約12万平方メートルの敷地一面に太陽光パネルを設置するという大規模な太陽光発電施設となります。この太陽光発電施設の年間発電量は一般家庭2,000世帯分の年間電力消費量に相当する約730万Kw/hを想定していて、年間にして約3,400トンの二酸化炭素の削減効果があると発表されています。

2008年12月1日月曜日

太陽光発電ソーラーシステム

 太陽光発電ソーラーシステムで利用している太陽光エネルギーは、完全にクリーンで、しかも無尽蔵に地球上のあらゆる場所に降り注いでいるエネルギーです。遠く離れた太陽から地球に到達する太陽エネルギーの大きさは、大気圏外付近で1m2当たり1.38kW、地表付近では、1m2当たり1kW程度となります。

 地球全体が太陽から受けているエネルギーは、地表や海面で主に熱に変化してしまいますが、そのごく一部が風や波、海流などを起こすエネルギー源となり、さらには、化石燃料も過去の太陽光エネルギーが地中に蓄積されたものといえます。一つの仮定として、人類が地球全体に降り注ぐ太陽光エネルギーを100%変換できる技術を持っていたならば、世界中の年間消費エネルギーをたったの1時間で賄うことができます。太陽光発電ソーラーシステムで利用している太陽光エネルギーは、それほど大きなエネルギーを持っているのです。

 地球上に存在するクリーンエネルギーは、太陽光のほかにも水力、潮汐流、地熱、風波といったものがありますが、太陽光発電ソーラーシステムで使用する太陽光エネルギーは、地球上に存在するクリーンエネルギーの中でも桁違いに大きなエネルギーを持っています。いわば天の恵みである太陽光のエネルギーを私たちは、上手に利用していきたいものです。

水 力:毎秒 5 億Kcal 潮汐流:毎秒 7 億Kcal 地 熱:毎秒 77 億Kcal 風 波:毎秒 880 億Kcal 太陽光:毎秒 420,000 億Kcal